樹形
枝の細さに限界値はあるか?

枝の長さℓは、幹から最も遠い小枝から剪断あるいは折損した部分までを計測する。機械的にℓ/D=40の基準を適用するのは賢明でない。なぜなら、枝は側面から支え合うよう作用するからであり、VTAの徴候も含めた全体的考察が推奨される。

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樹形
細さと樹冠の始まる高さ

野外研究の結果は、樹冠の始まる高さKA(すなわち樹冠基部の高さ)が、細さの比以上に破損の危険性の増大と関係しているかもしれないことを示している。これは背の高い樹木における枝の剪定の危険性に関する情報も提供している。

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樹形
細さと樹齢

多くの人や動物が老齢になると背が縮むように、 太い径の老樹も縮む傾向があることを示している。普通、細すぎ る樹木は樹冠縮小で安全性を高めることはできない。なぜなら 低い枝が欠けているからである。[文献1]

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樹形
樹高と細さ

細さにより生じる破断に関する野外調査の結果が示しているのは、細さの比H/D>50という上記の境界値で生じる破断率 は、孤立木の場合に増加することである。

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樹形
均等応力の原理と危険な細さ

樹木の幹が根元に向かうにつれて広がっているのは、風による曲げモーメントが幹の下部ほど増大することに対処するためである

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