【サンプル】


世界中で行った野外調査の結果は、半径70%以上に腐朽(空洞)が及ぶと急速に空洞樹木の倒伏率が上昇することを示している。

この値を超えると、十分な大きさの樹冠を持つ樹木は簡単に倒伏してしまう。樹高が著しく低い樹木は、大きな空洞があって
も安全に立ち続けることができる。樹木の破損は横断面が扁平に押しつぶされるように発生し、さらにそこから軸方向の亀裂
も発生する。

従って、軸方向の亀裂がすでに現れている空洞樹木はかなり危険である。開口腐朽では開口部分の追加的な外観評価が有効
である。[文献3,4,5]